女性を守るチームと女性器切除

女性がとっても強い国、スウェーデンというのが私の印象です。それでも暴力などを受ける女性はどこの国も少なからずいます。

ある時私が学校で授業を受けていたら「ちょっといいですか?」と女性を守る団体がやってきました。そのグループで活動する複数の女性たちが先生に活動内容を伝えたいから少し時間をくださいと言い、先生ももちろんどうぞという感じでした。

こういうグループがあることの重要性

彼女たちは最初は家庭内暴力や家庭内でのパワハラ?というかモラハラなどについて淡々と語り出し、自分がいやだと思っていることを聞く相手となりますよ、各種相談に乗れますよという内容を伝えていました。勿論スウェーデン語以外でも相談に乗れるからと。

こういうのは日本人からすると「あぁ、そういう団体あるよねー」とか思えますが、やっぱり中東などから来た元難民の人たちには衝撃的だったりありがたい申し出なのではないかと思います。

前にソマリアから来た女性のクラスメイトが「私は毎日水を遠くまで行ってくんでくることが仕事だった。でもスウェーデンに来たら水はすぐに得られるし、まさか自分が勉強させてもらえて読み書きができるようになるなんて、信じられない!」と喜んでいました。

彼女は母国語の読み書きもできなかった(というか女だし勉強する必要がないと言われてきたらしい)そうですが、そういう読める・書けるの感動女性だからと諦めていたことができるようになるって素晴らしいですよね。

衝撃的な『女性器切除』

女性器切除についてどのくらいの日本人が知っているのか、ちょっとわかりませんがこれはアフリカの広範囲で行われている女子割礼のことです。

女性器切除(じょせいきせつじょ、Female Genital Mutilation、略称FGM;「女性性器切除」とも表記する)あるいは女子割礼(じょしかつれい、Female Circumcision)とは、女性器のクリトリス切除を中心に小陰唇切除や大陰唇縫合あるいする行為。主にアフリカを中心に行われる風習であり、成人儀礼のひとつ。 麻酔も無く行われることで死者も多発する

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私は女性器切除について、そういう文化があることは知っていましたがその女性保護の方々が見せるスライドが具体的すぎて見ていて辛かったです…。

世界的には防止させる動き

私のいたクラスにはアフリカから来ているクラスメイトは2人ですが、その日はたまたま2人とも欠席でした。そして1人は女性ですが彼女は若いので、やっていないのではと思います。だんだん世界的な批判も増えているので、現代では擬似的な手術してる風のイベントをしたりするところもあるとのこと。

とはいえ、まだまだこの文化は存在するらしいです。でも世界的に女性差別かつ児童虐待に当たるので、やめさせようという方向で動いていると聞きました。

その場で死ぬ子もいるし、出産で手術が必要なことも

何せ麻酔なしで行われたり医療資格を持っていない人が行うこともあるので、その場で出血多量や感染症で亡くなる女の子もいるし、その時は良くてもいずれ妊娠・出産の際に問題になることもあるそうです。

だからこういうことを行った(というか受けた)なら、相談に来てくださいねとこの団体の人たちが言いに来たのだと思います。

日本に生まれて良かった

ただ単純にそう思いました。でもこういうことがある、そういう文化があった、など知ることはとっても大事だと思います。それは怖いもの見たさとかではなく、みんないろいろな背景を持って今、この場を共にしているからです。

私は国際結婚をして、スウェーデンの税金で学校に通って世界中から来た友達と話せる機会が持てました。良きにしろ悪きにしろ、いろいろな文化を知ることができる環境にはとっても感謝しています。そしてそこでその国をジャッジせず受け止めて個人として接することがもっとも大事だなと痛感しています。

当たり前すぎることなんですけどね。できない人も多いです。